前回、全パーツの改修が完了しました。
今回から塗装作業に入っていきます。
まず、パーツを塗装する前に表面処理等で出た削りカスを落としてキレイにするため、超音波洗浄機でパーツを洗っていきます。
日が当たるところで保管していたら変色してしまった超音波洗浄機を使っていきます。
30℃くらいのぬるま湯と中性洗剤を少量入れて洗っていきます。
洗浄後はパーツをザルに移し、流水で中性洗剤を洗い流せば完了です。
これで表面に付着していたり、モールドに入り込んでいた削りカスがキレイになくなりました。
1日程水気を切るために乾燥機に入れて乾燥させれば、塗装作業に入れます。
まずはグレーの塗装作業をしていきます。
持ち手の付いたクリップにパーツを挟んでいきます。
この時、関節軸等塗料がのってほしくない所には事前にマスキングテープで保護しておきます。
マスキングせずに塗装後に削り落とす方法もあるのですが、削りすぎて関節がゆるゆるになったり、削りカスが完成品に付着したりとデメリットもあるため事前に保護しておくのをおすすめします。
下地として使用していくのはガイアノーツのサーフェイサーEVOです。
塗料と溶剤が1:1で希釈したものを塗布していきます。
サフ吹きが完了したものは、パーツの歪みや傷がないかしっかりチェックしていきます。
合わせ目を消したバックパックのパーツやビームライフルは合わせ目部分がヒケていたり穴が空いていたりするので厳重にチェックします。
問題があった場合は、塗膜乾燥後に歪みや穴を消す作業を挟み、再度サフを吹きます。
今回は特に問題無かったためこのまま進めていきます。
取り敢えず乾燥機に入る分だけ塗装していきます。
乾燥機を使うと1時間も経てばほとんど乾燥するため、かなりの時間短縮になります。
自分は乾燥機で1時間乾燥→一回乾燥機から出して乾燥機外で2時間乾燥させてから上に塗っていくことが多いです。
乾燥が確認できたら、自作のフレームグレーで塗装していきます。
最近はガイアノーツのメカサフを使って一発で色を乗せて完成にする人が多いと思いますが、個人的にメカサフは塗膜剥がれやすく、傷を埋める力も普通のサフに比べると弱いと感じているので、自分はこの塗装手順を取ることが多いです。
この後スミ入れをしてつや消しクリアーを吹いたらグレーのパーツは完成になります。
次はバーニアパーツ。
サフEVO下地に、メタリック塗装をするため光沢のあるフィニッシャーズのブルーブラックを塗装しています。
そして上に塗るのがガイアノーツのフレームメタリック2。
普通のシルバーよりほんの少し暗めの塗料です。
コンプレッサーの風圧を低めに設定して、軽く塗料を乗せてくように塗っていきます。
金属粒子がきめ細かく、かなり綺麗な塗装面になります。
その上からエナメルのクリアイエローを吹いて、エナメル溶剤で拭き取れば塗り分け完了です。
ガイアノーツのEXクリアでコートしたらバーニアパーツの塗装が完了になります。
次はメインカラーの紫パーツの塗装を進めていきます。
こちらもサフEVO下地で、艶がしっかり出るように塗装していきます。
重厚感が欲しかったため、若干暗めに調色してみました。
この段階で光沢を出しておくと、スミ入れやデカール貼り作業が円滑に進みます。
次は少しだけある濃茶のパーツを塗装していきます。

ガイアノーツのレッドブラウンに少しだけブラックを入れたもので塗装しています。
今回の作業は以上です。
次回は残りの塗装作業を進めていきます。



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